こんにちは、宇杉です。
ソフトテニス経験の指導者がいないから・・・
のようなことをよく耳にします。
確かにソフトテニス経験している指導者の方がアドバイスできることは多いかもしれません。
しかし、技術的なこと意外にも試合においてはとても重要なことがあります。
選手が迷わずにポジティブにプレーできるようにする声掛けです。
実際私も試合の時にするアドバイスは基本的なことばかりです。
皆さんも実践できるように具体的にご説明すると、
1 悩んでいることがあるのかを聞くこと
2 どうやって点をとっているのか失っているのかを聞く
この2点が理解できれば悩むことは減り、何をすれば良いのか具体的に見えてきます。
理想は具体的な行動目標を立てることです。
例えば、ダブルフォルトが多かった場合
どのような感情でサーブを打っているのか聞く
トスを上げた瞬間にグリップの握りがわからなくなる
ボールが飛んでいきオーバーフォルトになる
ネットフォルトが多くて悩んでいる
思っているより右、左に流れていく
緊張して力加減がわからなくなる
など理由は大体これだと思います。
それにあった声掛けができれば良いですが早期解決が試合中は必要です
ファーストサーブをセカンド同様に打てばセカンドサーブ2本打てる
という声かけをすれば
メンタル的に余裕がない選手は1本目から入れに行こうと考えられ余裕がでるかも
思っているコースに飛ばない選手であればコートの枠内の真ん中に打てばずれても入る確率上がるかも
サイドやネット、オーバーフォルトに関しては少し技術的な理解が必要なケースが多いですがまずはメンタル的なところ安定させ自信をつけさせることの方が重要です。
そして試合展開の中で得点をとったり取られたりという状況のアドバイスは
どうやって点を取れているの?
失っているの?
ということを考えさせることで自分はバックを狙われているから回り込もうという考えになり、なら今よりも構える準備を早くしようという具体的行動に意識を持っていけます。
相手のミスはバックが多いならバックを狙おうということも考えられますね。
実際に試合に入っている選手が冷静にプレーできていなければこのような発想は出てきにくくなりますので
そこで指導者が一旦頭を整理させてあげ、気持ちよくプレーできるように調整してあげることが役割なのかなと思っています。
レベルが上がればまた違うアドバイスが必要かもしれませんが
プレーするのは選手ですので悩まず自信を持ってプレーして欲しいので
そのきっかけを与えられるように意識しております。
経験がない方でも選手との関わりの中で声かけできることはあり
むしろ、変に技術的なアドバイスをすることでプレーに集中できない状況を生む危険性まであります。
ですので選手の顔を見て普段通り声かけすることが重要だと思っています。
多くの指導者の方々にとっては当たり前のことだと思いますが
悩まれている方や選手をサポートする方々のためにこのような記事を書かせていただきました。
少しでもお力になれたら幸いです。