こんにちは、宇杉です。
試合で使える前衛のバックストロークについてお話します。
私自身、
ストロークが苦手で試合になると
いつも入れにいくストロークをしていました。
ミスをしなければ良い。と思って、
繋ぐことばかりしていました。
しかし、
試合分析をすると、
ミスにはなっていないものの
失点に繋がっているのが
50%を超えていることが判明しました。
そこで、
ミスを恐れず攻めて
シュートボールを打つことで
ミスをしても得点率が上がるのか分析してみました。
分析結果は省きますが、
私の場合は、
得点率が10%増加しました。
みなさんもミスだけにとらわれず、
得点率という点も踏まえた考え方を持ってみてください。
その得点率を上げるための
シュートボールを解説していきます。
後衛の方も
バックストロークが苦手な方も
参考になると思うので
ぜひ動画の方、
最後までご覧ください。
実践してみての感想をぜひコメントで教えてください。
それでは、動画です。
練習方法の前に、
意識してほしいことをまとめました。
<意識するポイント>
① ボール軌道の延長線上に入る
② ボールを引きつけて下から捉える
③ 後ろから前への体重移動
④ 身体の近くで打つ
⑤ 試合を想定したサービス後のストローク
⑥ 試合を想定したレシーブのバックストローク
この内容は、
動画の文字起こしになっています。
今回の動画を再生しながら、
もう1度、文字で確認すると
学習効率がグッとあがりますよ。
それでは、
練習方法です。
手投げストローク
この練習では、意識するポイントを頭で整理します。
意識するポイントは、4つです。
・ボールの延長線上にしっかり入ること。
・ボールを引きつけて下から捉える。
・後ろから前への体重移動。
・身体の近くで打つ。
注意点は、
ボールを下から捉えようとすると
猫背になってしまう選手がいます。
上半身を丸めるのではなく
下半身をしっかり落とすということです。
前衛のバックストロークは、
レシーブ以外は流しのコースに打つことが多くなります。
ここでは積極的に流しのコースに打つようにしましょう。
ボール出しのコースですが、
クロス側から出しクロス側に返球します。
これは後衛レシーブ後のストロークを想定します。
次に、
前衛レシーブ後のストロークを想定し、
逆クロス方向から出し、
ストレートに打つ練習をします。
ラケット出しストローク
実際に打ったボールを打つ練習です。
手出しよりスピードが増す為、
試合により近いスピード感で行えます。
手投げストロークで意識したことを
このスピードでできるかチャレンジしてみてください。
このようにサーブの動きをしてから球出しをすれば、
より試合に近い形で行えます。
手出しのボールより打ったボールの方が威力があるため、
その力を利用して打つことができます。
前衛が相手の威力を利用して打てるようになれば
相手後衛の威力以上のボールを打つことも可能になりますね。
そこで必要なのが、
後ろから前への体重移動と、
ボールを下から捉えることです。
サーブレシーブ
先ほどの練習よりサービスは、
テンポやタイミングが早いので、
準備を早く行う必要があります。
逆クロスに返球する練習やストレートに返球する練習など、
レシーブの返球コースを意識することで試合に繋がります。
ここでストレートに打つには、
下から捉えるように意識すれば、
縦面で打つことができるので、
ストレートに打つことができます。
注意点は、
横振りになってしまう選手が多いので注意しましょう。
バックアウトが多い場合は、
ストリングの上にボールを乗せすぎていることが考えられます。
打つときは乗せすぎないようにし、
当たるインパクトの時に振り抜くようにしましょう。
乱打
乱打は、
ほぼどのチームでも毎日取り入れている練習だと思います。
この乱打で、
みなさんは何を考えていますか?
乱打で考えるべきことを動画にしていますので、
チェックしてください。
ここでは、
今まで行ってきたプレーを継続する。
そして、
相手ボールに合わせることができるかの練習になります。
気持ちよく練習するのではなく、
成長するための練習にしましょう。
相手のボールによって
少し意識することは違ってくるかもしれませんが、
おなじように打てるように体を動かすことが必要です。
試合形式
試合でのシーンを想定しての練習がとても大切です。
ラリーが続けば、
1点マッチという流れで行うと、
より試合に使えるイメージが湧くでしょう。
形式練習では、
基本練習のように反復して行えませんが、
試合での想定がわかりやすく、
緊張感も得られると思います。
ロブで丁寧につなぐことと
シュートボールで攻めた後の展開を覚えておきましょう。
ロブでつなげば、
前に早くいくことができますね。
ですが、
後衛に攻められやすくなることも考えられますね。
反対に、
シュートボールを打つと
相手後衛は繋ぎのボールになりやすく
自分の後衛は攻めやすい展開になりやすいです。
相手の特徴などにもよりますし、
ボールの質にもよります。
試合に近い展開練習では、
その判断もプレー中に行えるように
頭の準備をするトレーニングも行えます。
身体的に覚えるためにも、
頭で覚えるためにも、
このような基本練習と展開練習が必要になってきます。
まとめ
ソフトテニスの分析をしていると、
今まで当たり前だと思っていたことが、
間違った考え方だということもあります。
ロブで繋いでおけばミスにならないから良い。
と考えていたことがありました。
それが間違っていたことに、
分析によって気づきました。
常に向上心を持って自分と向き合い、
正しく分析し技術を高めていけば、
勝率も上がります。
今回紹介したのは、
あくまでシュートボールも選択肢に必要で、
ロブも必要です。
大切なことは、
状況を判断して
より良い選択を試合で行えるようになることです。